人間には100兆の菌がいる?!古野要人
こんにちは、古野要人です。
僕たちの体にはたくさんの菌がいますよね、
いい菌も悪い菌も全部ひっくるめて100兆もの菌があるみたいです。
数字が大きすぎてもはや感覚が分からないですが、
とにかく多いということだけは分かりました。
私たちの世界は、肉眼では見えませんが微生物に満ちています。
きれいな空気の中にも、1センチ立方に約1000匹もの微生物がいるといわれています。
高度1万メートルの上空にも、地下1万メートルの世界にも、微生物はいます。もちろん海中にもたくさんの微生物がいます。
そして、私たち人間の腸の中にも「腸内細菌」と呼ばれる微生物がたくさん住んでいます。(新谷弘実「病気にならない生き方」)
私たちがこの地球上で生きるということは、たくさんの微生物・細菌の中で生きるということです。
そして、私たちの腸の中にも、100種類・100兆個の腸内細菌が住んでいるといわれています。
この「100種類・100兆」という数字も、藤田紘一郎さんによれば「培養できる細菌に限った」数字らしく、「詳細な研究によると、大腸には500種類以上、100兆個以上」とも書かれています。
これだけの腸内の細菌は、いったいいつ腸の中に住みつくようになったのでしょう。
通常、赤ちゃんがまだお腹の中で過ごしている期間、外部からの菌の侵入がないため母親の子宮は基本的に無菌状態です。当然、赤ちゃんの腸内も無菌です。
生まれて初めての排便(胎便)に菌が含まれていないのもそのためですが、出生して3~4時間後には早くも腸内に大腸菌や腸球菌などが現れはじめます。
そして、母親のおっぱいを哺乳しはじめたあたりから一気に増加し、24時間後には1グラムあたり1000億個以上にも達するようになります。(光岡知足「人の健康は腸内細菌で決まる!」)
私たち人間の腸の中に初めて細菌が誕生するのは、生まれてくるときの産道の中です。胎児の体内はもちろん、体の表面にもいっさい細菌は付着していません。
それが出産すると同時に、さまざまな細菌が産道や空気、手や指などから入ってきます。
そして、その菌はそのまま、ずっと腸の中で生き続けるのです。(藤田紘一郎「腸内革命」)
つまり、私たちがこの世に生れ落ちるや否や、私たちの腸の中には腸内細菌が住みつくのです。
私たちが無菌室で暮らさない限り、細菌と無縁でいることはできません。
呼吸をしたり、食べ物を食べたりする過程で、空気中に漂う細菌は容赦なく体内に入ってくるのです。
そして、腸内細菌の量は、一つ一つの細菌の重さは限りなく0に近いにも関わらず、総重量は1kgから2kgにも達します。
私たちの体重の1kgから2kgが腸内細菌の重さなのです。
ちなみに、人間の臓器の中で最も大きい肝臓が1.2kgぐらいといわれています。
細菌と名のつく腸の中の菌の総量が、自分の体重の中のそれだけの重さを占めているということは、よくよく考えると、すごいことだと思いませんか。
引用
私たちの体重の1kgから2kgが腸内細菌 アトピーは腸と酵素でキレイに
なんと、僕たちの体重の1~2キロは腸内細菌の重さなのだと!!!
ものすごい数と量の菌の中で生きてるんですね。
菌と聞くと悪いものがパッと思い浮かんできますが、
いい菌もたくさんあるので、
それらを大切に健康に生きていきたいものです。
古野要人
DNAってなに?遺伝子とは違う?古野要人
こんにちは、古野要人です。
今日は、DNAとは何か、よく聞く遺伝子とは違いがあるのか。
誰もが聞いたことがある2つの言葉ですが、
その違いを説明しろと言われても簡単にはできないのでは?
今日は、これら2つの違いを紹介したいと思います。
新聞やテレビでは「遺伝子」と「DNA」は同じ意味で使われている。しかし高校レベルの生物を学べば、この二つがまったく別次元のものだと解るだろう。とはいえ自分にとっての常識が、しばしば世間の非常識だったりする。中学生以下の人は「遺伝子」と「DNA」の違いを学校で教わらないし、高校で生物の代わりに地学を履修した人も多いはず。
と、言うわけでざっくりと解説してみる。※なお、今回の記事は古い記憶をたどりながら書きます。間違いにお気付きの場合はぜひご指摘ください。
ずばり、「遺伝子とDNA」は、「音楽とカセットテープ」のような関係だ。DNAとは物質の名前であり、記録媒体の名前だ。そこに記録されたデータのことを遺伝子という。遺伝子とは、DNA(デオキシリボ核酸)という物質に刻まれた生物の設計情報なのだ。
これだけでは何のこっちゃ分からないので、もう少し詳しく説明していこう。
1.生物の原材料
テレビや新聞では「遺伝子は生物の設計図だ」と言われている。これって、具体的にはどういうことだろう。設計図と呼ぶからには、何らかの素材の組み立て方が書かれているはずだ。では、「何らかの素材」って何だ?
私たちの体の設計図について考えるためには、そもそも私たちの体がどのような材料から作られているのかを知る必要がある。私たちの筋肉や皮膚、髪や眼はいったい何からできているのだろう。
大雑把な説明になるが、私たちの体は大部分がタンパク質でできている。おっと、人体の7割は水じゃないかって? 総体積で言えばたしかに水がいちばん多い。が、高層ビルの素材を訊かれて「空気」と答える人はいないだろう。空気は鉄筋コンクリートで組み立てられた部屋の一つひとつを満たしているけれど、材料には含めない。私たちの肉体は――細胞の一つひとつは主にタンパク質で組み立てられていて、そのすき間を水が満たしているのだ。
※なに? 骨はカルシウムで出来ているじゃないかって? それは……えっと、その、例外として今は目をつぶってほしい。
ともかく、生物の素材はタンパク質なのだ。ところでコーンスターチをご存知だろうか。
トウモロコシから採れる粉で、高純度のでんぷんだ。スプーン一杯のコーンスターチを数万年ほど放置すると、でんぷんがバラバラに分解されて糖分へと化学変化する。気が遠くなるほどゆっくりとした化学変化だ。
ところが唾液を一滴たらすと、スプーン一杯のコーンスターチはわずか数秒で糖分へと分解される。唾液にはアミラーゼという名前のタンパク質が含まれていて、でんぷんの分解を恐ろしく加速する能力を持っているのだ。あなたも小学生のころに、ジャガイモをヨウ素液で染める実験をしなかっただろうか。唾液に触れたジャガイモがヨウ素液に染まらなくなるのは、でんぷんが糖に分解されてしまうからだ。
世の中にはアミラーゼのような「化学反応を加速するタンパク質」がある。
そういう特別なタンパク質のことを「酵素」と呼ぶ。
あなたのワイシャツが真っ白に洗濯できるのは、皮脂を分解する特別なタンパク質が――酵素が洗剤に含まれているからだ。
私たちの体には膨大な種類の酵素が含まれている。というか、「生きている」ということは「酵素が(体のなかで)働いている」ということだ。「生きている」とは、つまり私たちの細胞一つひとつが化学反応を続けているということだ。この化学反応は絶妙なバランスのうえで連鎖反応を続けている。まるで化学反応のピタゴラ装置だ。わずかなバランスが崩れると、一気に化学反応が停まってしまう。それが「死ぬ」ということだ。
私たちの体には「魂」や「霊」や「謎の生命エネルギー」といったものは存在しない。
生物とは有機物で作られた機械であり、自然が偶然に生みだしたからくり人形だ。少なくとも現在の科学では、そういうことになっている。なぜなら、霊魂のような超自然的・神秘的なエネルギーを仮定しなくても、物理的・化学的な反応だけで生命現象を説明できるからだ。ある事柄を説明するために、必要以上に多くのものを仮定すべきでない。いわゆる「オッカムのかみそり」と呼ばれる考え方が、科学の世界では適用されている。
生物に、魂や霊などの神秘的なエネルギーは働いていない。これを「生物機械説」という。
私たちが「生きている」のは、体のなかで化学反応がうまく続いているからだ。そして体内の化学反応は、酵素という特別なタンパク質によって制御されている。つまりタンパク質は、私たちの体の建築素材というだけでなく、私たちの「命」にもっとも深く関わっている物質なのだ。
タンパク質の重要性についてお解りいただけただろうか。遺伝子とDNAの話に戻る前に、もう一歩だけタンパク質について踏みこんでおきたい。私たちがタンパク質から作られているのは分かった。ではタンパク質とは、そもそもどんな物質なのだろう。
タンパク質は、アミノ酸という分子が鎖状につながった物質だ。タンパク質の素材になるアミノ酸は全部で21種類あり、それらの並び順によってタンパク質の性質が決まる。アミラーゼにはアミラーゼならではのアミノ酸配列があるし、ケラチン(髪の毛に含まれているタンパク質)にはケラチンならではのアミノ酸配列がある。アミノ酸が数珠つなぎになった物質:それがタンパク質だ。
そして遺伝子は、アミノ酸の配列を決めている。
どんなアミノ酸を、どのような順番で並べるのか――という情報が「遺伝子」だ。
2.遺伝子が決めているもの
DNAは正式にはデオキシリボ核酸(Deoxyribo-nucleic Acid)という物質で、細胞の中心「細胞核」という部分に主に存在している。二重らせん構造をしていることで有名だ。らせん部分は五炭糖という糖分の一種からできている。そして、らせんの内側には塩基と呼ばれる部分が並んでおり、この塩基の並び順によって情報を記録している。カセットテープの磁気テープが0と1の並び順によって音楽を記録していたように、DNAは四種類(A、T、G、C)の塩基の並び順によって遺伝情報を記録している。
四種類の塩基A、T、G、Cは、それぞれアデニン、チミン、グアニン、シトシンという物質の略称だ。二重らせん構造の内側では塩基同士がペアとなって向き合っている。が、アデニンはチミンと、グアニンはシトシンとしか向き合うことができない。「ペアを作れる相手」が決まっているのだ。
※ペアが決まっている理由については説明しないが、気になる人は「水素結合」で検索してほしい。
ふだんは二重らせん構造を保っているDNAだが、時々、らせんがほどける。そして並んだ塩基がらせんの外側にむき出しになる。すると、とあるタンパク質が目ざとく近寄ってきて、RNA(DNAによく似た物質)の合成を始める。このタンパク質のことをRNAポリメラーゼと呼ぶ。
RNAポリメラーゼはただ闇雲にRNAを合成するのではなく、DNAのほどけた部分の塩基配列にしたがってRNAを作っていく。たとえばDNAのシトシン(C)の部分にはグアニン(G)を、アデニン(A)の部分にはウラシル(U、チミンの代わり)を並べていく。DNAの「TAC」という配列に対しては「AUG」という配列のRNAが合成される。
こうして合成されたRNAのことをメッセンジャーRNA(mRNA)と呼ぶ。文字通り、このRNAは遺伝子の情報を細胞核の外へと運び出すメッセンジャーの役割をしている。
DNAは細胞核に包まれているが、じつは細胞核の表面は穴だらけのスッカスカだ。mRNAは(DNAよりも短くて小さいので)簡単に細胞核の外側へと流れ出てしまう。細胞核の外側では、リボソームと呼ばれる器官が待ち受けている。リボソームは、いわば細胞内の化学工場だ。タンパク質の合成を一手に請け負っているのが、リボソームという細胞内小器官だ。
リボソームに捕らえられたmRNAには、別のRNAたちが近寄ってくる。トランスファーRNA(tRNA)と呼ばれる可愛らしいやつらで、mRNAよりもずっと短く、小さな毛玉のようにくしゃくしゃになっている。毛玉の一端には3つの塩基がむき出しになった部分があり、もう一端にはアミノ酸をくっつけている。
tRNAは3つの塩基が合致する部分でmRNAに付着する。たとえばmRNAの「AUG」という配列には、「UAC」という塩基を露出したtRNAがくっつく。大事なポイントは、一つのtRNAが持っているアミノ酸は一種類だけ、という点だ。たとえば「UAC」という3塩基を露出させたtRNAは、必ずメチオニンというアミノ酸を持っている。「AAA」という3塩基を露出させたtRNAは、必ずフェニルアラニンというアミノ酸を持っている。つまり、mRNAの塩基配列にしたがって、アミノ酸が並ぶことになる。mRNA上の「AUG」という配列にはメチオニンを持ったtRNAが、「UUU」という配列にはフェニルアラニンを持ったtRNAが付着する。メチオニン、フェニルアラニン……それぞれのアミノ酸は特別な酵素でつなぎ合わされ、アミノ酸の鎖になる。こうしてタンパク質が合成される。
込み入った話になってしまったが、簡単にまとめよう。
mRNAの配列はアミノ酸の並び順を決めており、精製されるタンパク質の種類を決めている。mRNAの配列には、3塩基ごとに対応するtRNAとアミノ酸がある。(※詳しくは「コドン」で検索してほしい)そして、そもそもmRNAの配列は、DNAから転写されたものだ。つまりDNAの配列は、アミノ酸の並び順を――タンパク質の種類を決めているのだ。
タンパク質が私たちにとっていかに重要な物質であるかは、前半で書いたとおりだ。
私たちの筋肉が動くのは、筋細胞のなかでアクチンとミオシンという二種類のタンパク質が“滑り合う”からだ。私たちの血が赤いのは、ヘモグロビンというタンパク質の塊が酸素を運んでくれるからだ。私たちが思考できるのは、カリウムイオンチャネルというタンパク質の巨大な複合組織が神経細胞の表面にあるからだ。私たちの体は、必要なタンパク質が必要なタイミングで作られることで完成する。そして一つひとつのタンパク質の作り方(=アミノ酸の並び順)は、DNAに記載されている。そういう「作り方」のことを遺伝子と呼ぶ。
遺伝子は情報であり、DNAはそれを記録する記憶媒体なのだ。
3.遺伝子とDNAの違い
非常に駆け足だったが、遺伝子とDNAの違いについて説明した。文字だけでは伝わりづらい部分も多かっただろう。時間があれば図を作って解説したい。
遺伝子とDNAの違いは、情報と記録媒体の違いだ。音楽のことを「カセットテープ」とは呼ばないように、遺伝子のことをDNAとは呼ばない。二つは別次元のものなのだ。混用しないよう、ご注意を。
ちなみにDNAのうち、大部分には遺伝子が記録されていない。ヒトの場合、1つの細胞には慎重と同じくらいの長さのDNAが収納されている。が、遺伝子はそのごく一部にしか記録されていない。カセットテープでいえば録音された部分はわずかで、ノイズや無音の部分がずっと続くようなものだ。
ところが不思議なことに、遺伝子が特定の位置に集合する場合がある。たとえば酵素のなかには、複数のタンパク質が組み合わさってはじめて機能を発揮するものがある。そして部品Aの遺伝子と部品Bの遺伝子が、しばしばDNA上で隣り合っていたりするのだ。生物の進化のミステリーとして、多くの研究者がこの不思議に魅せられてきた。
さらに最近では、DNAのうち遺伝子が記録されていない部分――ノイズだと考えられていた部分にも、どうやら意味があるらしいと明らかになってきた。遺伝子からタンパク質を作るタイミングや生産量を、ノイズ部分が制御しているようなのだ。さらにRNAのなかにはタンパク質に転写されず、それ自体が化学反応に関わるやつらもいるらしいと分かってきた。今いちばん熱い分野の一つとして研究が進んでいる。
生物とは自然が偶然に生みだしたからくり機械だ。
化学反応がドミノ倒しのように続くこと、それが「生きている」ということだ。
風が吹くことに意味や目的はない。雨が降ること、星が光ること、水が低い場所に流れること……、物理現象に意味や目的はない。善悪や正義、道徳、あらゆる主観的なものは物理現象には無関係だ。生物が単なる物理現象でしかない以上、生きていることには意味も目的もない。
だからこそ、それを決めるのは私たちだ。
私たちの生きる意味は、私たちが決める。
あなたが生きる目的は、あなたが決める。
生物学を勉強してみませんか?
引用
ほうほう、DNAは物質としての名前なんですね!
「カセットテープと音楽」
この例えが、かなり分かりやすいと思う。
まだまだ不思議なことがありそうだ。
気になることがあったらすぐに調べることって大事だな~。
ヒューマン=バナナ 古野要人
こんにちは、古野要人です。
今日は、皆さんに驚きの真実を。
なんと、僕たち人間とバナナのDNAは50%も同じだそうです。
50%も同じって意味が分からないですよね?!
ということで、僕と一緒に勉強しましょう。
人間とサルは99%同じDNAを持っているというのは良く聞く話ですが、
人間とバナナとでは50%同じDNAを持っているそうです。
サルとバナナでは感覚的に近い感じはしますが、植物と動物が同じDNAを持つとはどういうことなのでしょうか。
リンク:リンク
アメリカの国立ヒトゲノム研究所のwebサイトに投稿されているフィリス・フロスト博士のコメントによれば、多くの動植物の遺伝子において、細胞のコントロールの仕方はとても似ているそう。その代わり、骨格や色などを形成するための部分は大きく違っているのだとか。
リンク:リンク
人間とバナナの共通点は色々あります。真核生物(細胞核を持つこと。細菌には細胞核は無い)であることです。
人間とバナナどころかもっと広く、動物と植物のほぼ全般というくらいに共通する特徴がありますよね。
・ミトコンドリアで酸素を使っていること。
・細胞膜や核膜やリボソームなどの細胞内小器官を持っていること。
・卵子と精子で受精して子孫を作ること。
他にも多数の共通点がある。
これら共通の特徴を持つからには、その特徴を作る遺伝子を共通に持っていると言うことです。植物には脳はありませんし筋肉もありませんが、細胞内部の仕組みはかなり似ています。DNAと言う分子で遺伝暗号を記述し、そのDNAから遺伝情報を読み取って細胞を運用している。最も基本とする栄養がブドウ糖(=グルコース)であることも共通です。
こういう、生物としての基礎の基礎。大前提部分が同じなんです。だから、人間(生物名で言えば、ヒト)とバナナというかけ離れた生物の遺伝子が50%も共通している。
バナナは葉緑体を持ち光合成をする。ヒトは葉緑体自体を持っておらず、葉緑体を運用するための遺伝子を持たない。細胞壁を作る遺伝子もヒトにはない。またバナナには脳を作る遺伝子も骨を作る遺伝子も無い。
両者の遺伝子は50%も違います。基礎の基礎以外は違うんです。
引用
細胞内部の仕組みは一緒なのか。。。
僕には難しくてあまり理解できなかったけど、
50%はけして高い数字じゃなくて、
ある程度のものにも当てはまるってことなのかな。
おもしろいな~。
古野要人
古野要人 アーモンドは栄養満点
こんにちは。古野要人です。
最近ナッツ類が食べたくて、色々見ていたけど、
バターナッツとか塩がかかったナッツとかは身体に悪いかなーと思って、塩とか何もついていないアーモンドを食べてます。
最初は物足りなかったけど今はすごくおいしく感じる。
アーモンドの栄養素で健康維持
アーモンドは栄養価が高くアメリカではスーパーフードと呼ばれています。それくらい国際的にも効果が認知されており、日本でも健康食品として食べている人が多いですね。
アーモンドに含まれる主な栄養素は以下のようなものがあります。
ビタミンEの含有量が食品中NO1
アーモンドは数ある食品の中でNO1のビタミンE含有量を誇ります。
アーモンド100g中に約31mgのビタミンEが含まれています。
ビタミンEの摂取の目安は男性7mg/女性6.5mg必要です。アーモンドは一粒約1gですから約20粒~23粒とれば一日分のビタミンEが摂取出来てしまいます。
ビタミンEには
などの効果があります。
不飽和脂肪酸で悪玉コレステロールを撃退
アーモンドにはオレイン酸とリノール酸という、良質な不飽和脂肪酸が含まれています。
不飽和脂肪酸とは普通の油と違い、体内で様々な良い働きをします。例えば
などです。
豊富なミネラルで健康維持
アーモンドには「カルシウム・亜鉛・マグネシウム・鉄分」などのミネラルが非常に豊富に含まれています。
カルシウムは骨や歯の健康に良く、その含有量は牛乳の約2倍です。マグネシウムは健康維持に効果がありますし、鉄分は貧血改善の効果があります。
どれも体の健康維持に欠かせないミネラルですので、気軽に摂取できるのはありがたいですね。
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アーモンドの効果効能と美容効果
アーモンドは健康維持だけでなく美容にも効果があります。
豊富なビタミンB2で脂肪燃焼
アーモンドにはビタミンB2が豊富に含まれています。
ビタミンB2は脂肪の代謝を促し脂肪の燃焼に不可欠な成分です。また、皮膚の健康を保つ効果があり美容には欠かせません。
食物繊維で便秘の改善
アーモンドには食物繊維が豊富で、その含有量はごぼうの2倍近くになるほどです。
食物繊維には水溶性と不溶性がありますが、水溶性の方は水に溶ける食物繊維、不溶性の方は水に溶けない食物繊維です。
アーモンドの食物繊維は不溶性のため溶けずに腸の内側にコーテイングされます。それにより
- 油分の吸収を抑える
- 食欲抑制(腹持ちがよい)
などの効果があります。
ダイエットの味方
アーモンドダイエットという言葉が出来るほど、ダイエットしている人に注目されるアーモンド。その理由は以下のようなことが考えられます。
- 栄養価が非常に高いため、ダイエット時の不足しがちな栄養素をおぎなうことが出来る
- 食物繊維が豊富で腹持ちが良いため、食欲を抑えることが出来る
- 脂肪燃焼に不可欠なビタミンB2が豊富なため、効率よく脂肪を燃やすことが出来る
アーモンドは油分を多量に含んでいるため、カロリーを心配される方が多いです。
確かにアーモンドのカロリーは100gで600kcalとかなり高めではありますが、リバウンドが少ない不飽和脂肪酸ですので大量に摂取しなければ問題ありません。
目安としては、1日20粒~25粒前後です。これくらいであれば、栄養を充分摂取しつつカロリーも120kcal~150kcalと許容範囲内です。
うつ病の軽減
セロトニンの原料はトリプトファンというアミノ酸ですが、そのトリプトファンがアーモンドには豊富に含まれているのです。
ビタミンB6もあわせて摂取すると効果的なので、にんにく・まぐろ・レバーなども食べるようにしたいところです。
頭皮の悩みに効果
アーモンドのビタミンEが血行を良くし、亜鉛が髪の毛をつくる働きをするため、髪の毛の悩みにも効果が期待できます。
アーモンドを食べ過ぎるとどうなる?
アーモンドの食べ過ぎにはどのような害があるのでしょうか?
カロリーのとりすぎで太る
アーモンドはカロリーが高いです。アーモンド23粒でご飯1杯分のカロリーに相当します。
1日20粒~25粒前後であれば良いですが、食べ過ぎるとカロリーのとりすぎで太る原因になります。
どんな食品でもいえますが、摂取カロリーが消費カロリーを超えると太るので食べ過ぎないようすることが大切です。
お腹を下すかも
アーモンドを食べ過ぎるとお腹を下すことがあります。腸内で脂肪分と水分が分離するために起こるようです。
ヘルペスが出来るかも
アーモンドを食べ過ぎるとヘルペスが出来る可能性があります。ヘルペスの原因と考えられるアルギニンが含まれていることが原因です。
食べ過ぎないようにしましょう
アーモンドは非常に栄養価の高い食品ですが、食べ過ぎると上でかいたような症状が出ることもあります。
1日20粒~25粒範囲内で食べるようしましょう。
効果的にアーモンドを食べよう
アーモンドには味付けしたものとしてないものが販売されています。味付けされたものもとても美味しいですが塩分が気になるところです。
毎日食べることを考えるなら素焼きのものがおすすめです。
引用
アーモンドの栄養とダイエット効果!食べ過ぎても大丈夫? - ソレメモ
栄養ありすぎじゃないですか?!
これはもう今後のMUSTアイテムになりますね。
食べ過ぎはよくないとのことなので、
何事もほどほどに継続していきたいと思います。
古野要人
古野要人 月曜の頭痛を乗り越える!
どうも、古野要人です。
今ですね、めちゃくちゃ頭痛いです、、、
なんでこんなにも痛いのか。。。昨日夜更かししたからかなー。
ということで、頭痛が和らぐ方法を調べてみました!
頭痛い時に試して欲しい
痛みを和らげる7つの対処法
後頭部を冷やす
後頭部から首を冷すことで血管は拡張し、血流が改善します。そうする事で頭痛の原因となる炎症が治まり、頭痛みが落ち着くのです。氷を直接冷やすのではなく、タオルでくるんで10分から15分程度冷やすだけでも頭痛い時には効果があります。
カフェインを薄くして摂取する
コーヒーや緑茶など少量のカフェインは頭痛みを和らげるのに効果があると言われています。ですが、カフェインの飲み過ぎはかえって頭痛みを強くする恐れがあります。ですので少し物足りなく感じるかもしれませんが、いつもの珈琲よりも薄くして温かくして飲むようにしてください。
ホットミルクにココアと少量のコーヒーを入れて飲むのもお勧めです。
ツボを押し、痛みを和らげる
頭が痛い時に有効なツボがあります。頭のてっぺんのつむじの前あたりを押し、痛みがあるところがそのツボです。自律神経を促し、頭痛を和らげます。次に親指と人差し指の間を強く押します。
そこは上半身から上の痛みを和らげるのに効果があり頭の痛みにも効果があります。鼻の間やこめかみを押して刺激するのも頭の痛みを和らげるには効果があります。
鉢巻きやバンダナを巻く
鉢巻きやバンダナなどで血管を一時的に圧迫する事で頭の痛みが落ち着くこともあります。短時間で良いので、巻いてみてください。伸縮しないもので強い圧迫感を感じない程度に巻いてみてください。
肩こりからくる頭痛には温めるのもお勧め
肩こりや眼精疲労からくる頭痛には肩や目の周りに温めたタオルを当てるのも頭が痛い時には効果的です。仕事中や日常生活でも有効ですが寝る前に行う事で安眠効果も得られます。お風呂に入るときに疲労回復効果がある入浴剤を使用するのも全身の筋肉を和らげ、頭の痛みを和らげるのに効果があります。
ストレッチで体を動かす
仕事や日常生活で同じ姿勢でいる事が多い人は血行が不良になる事で頭が痛くなっている可能性があるのです。そういう人は適度に時間を決め、立ってストレッチをし、体の血行を促すようにしてください。
また、手や足を開いて閉じてを繰り返すだけでも体全体の血行が良くなり、頭の痛みを和らぐことが出来ます。時間がある人は気分転換に外の空気を吸いながら短時間の散歩で気分転換を図るのもお勧めです。
外出の時は帽子を着用
これからの時期は寒くなり、外と家の中の気温差が激しい時期でもあります。そういう時期こそ外出で頭が冷えすぎるだけでも頭が痛みひどくなる事もあります。外から中に入った時や外に出た後に頭が痛くなる人は外出する時に帽子を着用する事をお勧めします。
また、外出後の頭の痛みには耳が関係している可能性があるのであまりにもひどい時には耳鼻科に受診する事をお勧めします。
いかがでしたか?
頭の痛みは急にくるので予想がつかず、辛い思いをしてきた方も多いと思います。ですが、自分の今の状態からまずは頭痛が起きる原因を考える事が大事になります。そうする事で適切な対処法が見つかるのです。
今回述べたように肩こりや長時間の同一姿勢、血流不足で起こる頭の痛みの他に天気の変化や気圧の状態によるもの、寝不足や暴飲暴食によるもの、大量の飲酒によるものと頭痛は様々な原因で起こります。自分でできる対処法や鎮痛剤で痛みを抑える方法はありますが、痛みがひどい時には油断はせず、すぐに病院に受診する事も必要です。
他の病気が隠れている可能性がありますし、クモ膜下出血などの早急な処置治療が必要な場合もありますので、いつもと違う異変を感じた場合は早急に病院に受診するようにしてください。少しでも頭痛が治まり、早くに普通の日常生活を送りたいですよね。
まずはこの対処法をしてみるのもいい方法ですのでぜひ試してみてください。
まとめ
頭痛い時に試して欲しい痛みを和らげる7つの対処法
・ 後頭部を冷やす
・ カフェインを薄くして摂取する
・ ツボを押し、痛みを和らげる
・ 鉢巻きやバンダナを巻く
・ 肩こりからくる頭痛には温めるのもお勧め
・ ストレッチで体を動かす
・ 外出の時は帽子を着用
引用
頭痛い時に試して欲しい痛みを和らげる7つの対処法 | ヘルスケアファクトリー
これを読んでなんで頭が痛いか分かった!
昨日変な格好で本読んでいてすごく腰と肩が痛くなったから、
たぶんそのせいだろうな。
ホッカイロで温めてみよう。
古野要人
人の顔を覚えるコツ 古野要人
こんにちは、古野要人です。
誰にでも悩みはある。
そんな僕の悩みは「人の顔を覚えるのが苦手」ということです。
大人になるといろんな人に出会いますよね、、、
でも、
毎回「あれー?この人誰だっけ|д゚)」という状況になることがたくさんあります。
ということで、今日は、人の顔を覚えるコツを調べてみたいと思います!
1. 「顔の輪郭」と「目」に注目する
人間の顔はまさに十人十色。 相手の顔の中でハッキリとした特徴がある箇所があれば、そこを手がかりにするのが一番です。 例えば「くちびるが厚い」「眉毛が濃い」といった最も印象の強いパーツを覚えていく…というわけですね。
とは言え、この方法だけではかなり特徴のある個性的な顔立ちの人しか覚えられません。 人間には個性的な顔立ちの人もいれば、平均的な顔立ちの人もいます。 「特に大きな特徴が無い」という時には「輪郭」と「目」に注目をしてみましょう。
輪郭は丸顔なのか、面長なのか、エラがはったベース型なのか、たまご型なのか… 目は一重なのか二重なのか、目の幅がひろいか細いか、タレ目なのかツリ目なのか…
この2点の部分を重視しながらチェックしていき、「輪郭+目の特徴」をセットにして憶えるのがコツです。 メガネをかけている人の場合には、メガネの奥の目の形にも注目してみましょう。
2. 「顔の印象」・「性格」・「名前」を繋げてみる
心理学では「性格の特徴」と「顔から受ける印象」を結びつけることで、相貌(顔)の記憶・認識が強く印象付けられることがわかっています。
これは「意味処理優位性効果」と呼ばれる心理的効果のひとつ。 この効果をもたらすためには、1.でチェックした顔の輪郭・目から受ける印象と、相手の性格や名前を繋げて記憶することが大切です。
・丸顔の与える印象→温和、幼い、社交家等
・たまご型の与える印象→知的、受動的等
・ベース型の与える印象→頑固、熱心、誠実等
・面長・細面→繊細、天才肌、芸術的等
・パーツが全体的に大きい人の印象→自信家、個性派、積極的
・パーツが全体的に小さい人の印象→内気、思慮深い、控えめ等必ずしも全ての性格の特徴が「顔のとおり」とはいきませんが、「顔の印象と近いな」という部分があれば、そこと繋げて記憶していきます。 例えば「ベース型の鈴木●●さんは、仕事熱心でパワフル」と覚えるわけです。
このように憶えると「あのパワフルな人」という記憶から「ベース型」の顔が呼び起こされ、同時に名前も連想して思い出していくことになります。
3. 相手とのエピソードや思い出と一緒に憶える
人間の脳はキーワードや画像(顔の相貌等)を単発的に記憶するよりも、ひとつの経験・物語として覚えた方が情報を長く強く記憶します。 また「視覚的」な言葉を使って記憶をした方が、より覚えやすいこともわかっているのです。
ですから「●●さん、●●さん…」とただ名前をデータとして覚えようとするよりも、「どこで、いつ、その人と一緒に何をしたか」というエピソードで一緒に覚えていった方が有効なのですね。
その人と一緒に行った行動を思い浮かべてみましょう。 「××駅前の喫茶店で、紅茶を飲んでいた●●さん。犬が好きだと言っていた…」とエピソードを増やしていくことで、相手の名前や顔の記憶もエピソードと一緒に脳に刻まれていきます。
相手に名刺を貰った場合には、このようなエピソードが出てきそうな単語も一緒に書き加えておきましょう。
4. 名前は必ず「書いた字」でも目にしてみる
名前を憶えるには、「音」だけで聞き取るのではなく「字」として見ることも大切です。 聴覚・視覚両方の感覚を使うことで、より記憶が強まります。
ただビジネスシーンの場合には「名刺」を貰えますが、プライベート等ではなかなか難しいですよね。 こんな時には相手から名乗られた時、後から「どんな字を書きますか?」と質問をしてみるのも手です。 スズキさん・ワタナベさんと言ったよくある苗字の人の場合、早めに「下の名前」とその書き方を教えて貰うのも良いでしょう。
おわりに
「人の顔が覚えられない」という人の場合、自意識や恥ずかしさ等が邪魔をして、そもそも相手の顔をきちんと見ていない…ということも多いもの。 まずは「輪郭・目の形」を捉えるために、相手の顔にしっかりと目を向けることから始めてみることが大切です。
なお「毎日会っている人の顔でもわからない」「家族でも髪型や服装が変わったら、誰だかわからなくなる」という場合には、脳の機能障害の一種である「相貌失認(失顔症)」である可能性があります。
先天的な相貌失認症は100人のうち二人には発症すると言われていますが、声や振る舞い等の他の要素で補えきれている場合、この障害に気づいていない人も多いのです。
顔が覚えられないことによる人間関係のトラブル・社会的生活の支障が既に出ている場合には、早めに専門医に相談をしましょう。
引用
人の名前と顔が覚えられない…今日から始められる「4つのコツ」で対策しよう! - cotree(コトリー)
これまでたくさん悩んできたから、この方法を使って克服してみよう!
よく人の顔をすぐに覚えられる人がいるけど、
本当にすごいなーと感心してしまいます(*_*;
そうなれるように努力!
古野要人
ミニ氷河期が近づいている?!古野要人
どーも、古野要人です!
みなさん、信じるか信じないかはお任せしますが、
実は、地球は氷河期に近づいてきているらしいんです。
その証拠に、太陽の活動が分かる黒点が太陽に全くない日が続いているとか。
あのNASAも発表したくらいだから結構本当の情報っぽいけど。
・NASA
2017年最初の1週間の「太陽黒点数」
・NASA
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黒点0が定着しつつある中で
右サイドに「 2016年下半期(7-12月)のアクセス Best7」というものを掲載していますが、その集計をしていて、この期間に最もアクセスのあった記事が、
・太陽黒点数が「0」となった2016年6月からの世界は
2016/06/06だったことを知りました。
あるいは、昨年1年間を通しても、これが最もアクセスの多い部類の記事の可能性があります。この記事の日付を見ますと、まあ、どうでもいいことですが、2016年6月6日となっていまして、下3桁の数字が「 666 」と収まっていたことも今知りました。
「もっとも人気があったのは 666 か……」と呟きながら、しかし、その時の黒点0の時がターニングポイントだったことも思い出します。
いずれにしても、昨年は、太陽黒点が0になっていくことについて、ご興味をもたれている方が数多くいらっしゃったということになるのかもしれません。
しかし、上の記事を書いた昨年6月には、黒点が0になったとはいっても、下の表のように、わりと黒点がそれなりに出ていた中で「突然、0になった」という感じでした。
2016年6月3日に「黒点0」になった日までの黒点数の推移
・NICT
この頃は、まだ、黒点0になるのがイレギュラーな感じでしたが、しかし、2017年の今は違います。
今は次第に、「黒点0が定番の状態」となりつつあります。
冒頭に載せましたように、今年は、元旦から黒点0の日が続いていまして、2017年に入って以来、1月1日、2日、4日、5日、6日、7日、そして今日 8日と、黒点ゼロの日が続いています。
・NICT
昨年末から、この傾向が急速に顕著になってきていました。
下は 2016年12月9日から 1ヶ月間の黒点数の推移です。
・NICT
ここ1ヶ月ほどは、黒点0が何日か続き、たまに少し黒点が出て、また黒点0に、という繰り返しとなっていました。そして、今年に入ってからは、黒点0の日が優勢となっています。
歴史的に弱い太陽活動はさらに弱くなるのかどうなのか
なお、2017年は 1月8日までの 8日間で「黒点0の日が 7日」となっていますが、過去 10年間はどのような推移だったかといいますと、下のようになります。
2009年から2016年までの「黒点0」の日の日数
・2009年 黒点0の日は 260日(全体の 71%)
・2010年 黒点0の日は 51日(全体の 14%)
・2011年 黒点0の日は 2日(全体の 1%未満)
・2012年 黒点0の日は 0日(全体の 0%)
・2013年 黒点0の日は 0日(全体の 0%)
・2014年 黒点0の日は 1日(全体の1%未満)
・2015年 黒点0の日は 0日(全体の 0%)
・2016年 黒点0の日は 32日(全体の 9%)この推移は、太陽活動の通常の流れと大体は同調するもので、特に妙な部分はないですが、今後の比較的長いスパンの中で、この「黒点0の状態」が、どのくらいまで増大するかということが、今後の問題となります。
・太陽活動が弱い時代 → 黒点が0の日が多い
ということになりますが、過去記事の、
・歴史的に弱い太陽活動だったサイクル24の次の「新しい時代の新しい太陽活動」はどんな方向に?
2016/03/28などで記しましたように、現在までの 12年間ほど続いたサイクル 24という太陽活動周期は、歴史的に非常に弱い太陽活動の時代で、「太陽黒点観測が始まって3番目に弱い」ものであり、さらにいえば、過去 200年ほどで最も弱い活動の期間でもあります。
下のグラフは、1749年に観測が始まった太陽黒点数の各太陽活動周期ごとの「差」を表したものです。
グラフが上を向いていれば、「通常より高い太陽活動」となり、グラフが下を向いていれば、「通常より弱い太陽活動」ということになります。
現在のサイクル 24は、全体を通してみても、ダルトン極小期と呼ばれていた時代以来、180年ぶりの低い太陽活動を示していることがわかります。
このような「黒点のあまり出ない時代」は、歴史的には、寒冷化の時代に入ることが多かったですが、では、今後はどうなるのか。太陽活動が弱い時代がさらに加速していくのか。あるいは、活動状況が反転して太陽活動が強い時代に向かっていくのか。
これには様々な推測が存在するかと思いますが、現在の太陽の磁場の状態(南と北の差異が非常に大きい)などから、現在ある一般的な学説では、
「太陽黒点は今後も減り続ける状態(太陽活動が弱い状態)が長く続く」
というのが比較的違和感のない考えではないかとは思います。
太陽の北半球と南半球の磁場の差異(グラフが下に向かうほど磁場の差が大きい)
過去記事の、
・精度97%の「2030年までのミニ氷河期突入」予測は、その発表の元となったロシア人女性物理学者の「太陽活動の解析予測の実績」から実現確実な状勢に
2015/07/22の中で、今後 30年以内に、ミニ氷河期ともいえる寒冷化が到来する可能性についての予測をご紹介したことがありますが、その中で、モスクワ国立大学の物理学者であるヘレン・ポポワ博士は以下のように述べています。
「私たちの時代の最大の気温の低下は、次の3つの太陽サイクル( サイクル25、サイクル26、サイクル27)に訪れることを示し、それはこれからの約 30年の間におとずれます」
私自身は、この「寒冷化の到来」という概念をゴリ押しするつもりはないですが、このような意見はとても多く、その中には、
・ミニ氷河期は「2015年にすでに始まって」おり、今後「200年から250年間続く」というロシア科学アカデミーの科学者たちの主張が公開された
2016/11/05という記事でご紹介した、世界最大級の学術データベース「サイエンスダイレクト」に掲載されたロシアの科学者たちによる論文のように、
「ミニ氷河期は2015年にすでに始まっている」
とする学説も存在します。
なぜ、寒冷化について多くの科学者たちが主張するかというと、簡単にいうと「寒冷化は、人類に苛酷な環境をもたらすため」ですが、それは、過去の寒冷化の際の話であり、文明が進んだ(と人類が思い込んでいる)現在では、多少過去とは違うのかもしれません。
現時点では、太陽活動が今後、今よりもさらに弱くなるかどうかはわからないとはいえ、仮にそうなった場合、
・気温への影響(太陽活動が長期間低下すると気温が下がる)
・太陽活動が低下すると宇宙線が増加するため、その影響が出る(たとえば「雲」が増加する)
ということが、今後の比較的長いスパンで起きてくる可能性があると共に、以下の説は主流の学説ではなく、そういう主張もあるという程度のものですが、
というものもあります。
いずれにしても、太陽活動が今後どうなるかは、あと2〜3年経てばわかる・・・いや、もう半年も見ていればわかるのではないでしょうか。
というのも、先ほどリンクしました過去記事「太陽黒点数が「0」となった2016年6月からの世界は」は、昨年6月のものでしたが、それから半年経った今、太陽の動きは、その時に書いたものとほぼ同調する動きを見せています。
今から半年後の 2017年の夏くらいに、太陽黒点数がどのようになっているか、そして、その時に太陽の南極と北極の磁場の差異はどうなっているか、などがわかるにつれて、私たちがこれから「太陽に連れて行かれる場所」というものが少しわかると思われます。
もちろん、その「黒点のない時代」の影響が現実化するのは、そうなってからしばらく先ですので、最短でも今から2年から3年後だと思いますが、その頃には、社会や経済の状況などの影響を含めて、いよいよ突入する「その時代」の気配が強くなっている可能性があります。
引用
地球の今後にはいろんな説があるから、
これからどうなるかは誰にも分からないけど、
これからもし氷河期になったら嫌だな。
今から僕たちにできるとこはなんだろうか。。。
ちょっと真剣に考えてみる。
古野要人