人間には100兆の菌がいる?!古野要人
こんにちは、古野要人です。
僕たちの体にはたくさんの菌がいますよね、
いい菌も悪い菌も全部ひっくるめて100兆もの菌があるみたいです。
数字が大きすぎてもはや感覚が分からないですが、
とにかく多いということだけは分かりました。
私たちの世界は、肉眼では見えませんが微生物に満ちています。
きれいな空気の中にも、1センチ立方に約1000匹もの微生物がいるといわれています。
高度1万メートルの上空にも、地下1万メートルの世界にも、微生物はいます。もちろん海中にもたくさんの微生物がいます。
そして、私たち人間の腸の中にも「腸内細菌」と呼ばれる微生物がたくさん住んでいます。(新谷弘実「病気にならない生き方」)
私たちがこの地球上で生きるということは、たくさんの微生物・細菌の中で生きるということです。
そして、私たちの腸の中にも、100種類・100兆個の腸内細菌が住んでいるといわれています。
この「100種類・100兆」という数字も、藤田紘一郎さんによれば「培養できる細菌に限った」数字らしく、「詳細な研究によると、大腸には500種類以上、100兆個以上」とも書かれています。
これだけの腸内の細菌は、いったいいつ腸の中に住みつくようになったのでしょう。
通常、赤ちゃんがまだお腹の中で過ごしている期間、外部からの菌の侵入がないため母親の子宮は基本的に無菌状態です。当然、赤ちゃんの腸内も無菌です。
生まれて初めての排便(胎便)に菌が含まれていないのもそのためですが、出生して3~4時間後には早くも腸内に大腸菌や腸球菌などが現れはじめます。
そして、母親のおっぱいを哺乳しはじめたあたりから一気に増加し、24時間後には1グラムあたり1000億個以上にも達するようになります。(光岡知足「人の健康は腸内細菌で決まる!」)
私たち人間の腸の中に初めて細菌が誕生するのは、生まれてくるときの産道の中です。胎児の体内はもちろん、体の表面にもいっさい細菌は付着していません。
それが出産すると同時に、さまざまな細菌が産道や空気、手や指などから入ってきます。
そして、その菌はそのまま、ずっと腸の中で生き続けるのです。(藤田紘一郎「腸内革命」)
つまり、私たちがこの世に生れ落ちるや否や、私たちの腸の中には腸内細菌が住みつくのです。
私たちが無菌室で暮らさない限り、細菌と無縁でいることはできません。
呼吸をしたり、食べ物を食べたりする過程で、空気中に漂う細菌は容赦なく体内に入ってくるのです。
そして、腸内細菌の量は、一つ一つの細菌の重さは限りなく0に近いにも関わらず、総重量は1kgから2kgにも達します。
私たちの体重の1kgから2kgが腸内細菌の重さなのです。
ちなみに、人間の臓器の中で最も大きい肝臓が1.2kgぐらいといわれています。
細菌と名のつく腸の中の菌の総量が、自分の体重の中のそれだけの重さを占めているということは、よくよく考えると、すごいことだと思いませんか。
引用
私たちの体重の1kgから2kgが腸内細菌 アトピーは腸と酵素でキレイに
なんと、僕たちの体重の1~2キロは腸内細菌の重さなのだと!!!
ものすごい数と量の菌の中で生きてるんですね。
菌と聞くと悪いものがパッと思い浮かんできますが、
いい菌もたくさんあるので、
それらを大切に健康に生きていきたいものです。
古野要人